あっという間に年があけ、二月がスタートしました。時間の経つのは早いですね。
令和6年,2024年がスタートしました。皆さんにとってどんな一年のスタートでしょうか?
皆様の良きスタートとなることをお祈りしております。
今年はお正月から地震や事故が続いています。凄惨な映像を見るたびに胸が締めつけられます。
これらは決して他人事ではなく、自分ごととして捉えたいですね。
またお子さんのおられる皆さんにとっては、子どもと家族を守る父親として、防災や減災などの取り組みを
もう一度確認するタイミングとなったのではないでしょうか。
「天災は忘れた頃にやって来る」これは明治・大正・昭和を生きた、物理学者の寺田寅彦の言葉と言われています。
改めてこの言葉の意味を重く受け止めたいと思います。
私自身は兵庫県西宮で育ち、西宮市役所の職員をしていました。
29年前の阪神淡路大震災の被災者であり、市職員でもあったので色々な活動に従事しました。
またあの時の思い出も鮮明です。
まだ子どもがいなかったのですが、同じ市役所に勤めていた妻と2人で、色々と被災者の方の支援に走り回っていました。
その翌々年に長男を授かったのですが、子どもを持つ責任をより強く感じたことを覚えています。
その息子も27歳となりました。何か人の役に立てるような人間になってほしいと思いますし、そのような話を色々としてきました。
現在ライフセーバーとして人の命に携わる活動をしていることを、とても嬉しく思います。
自然災害は決して無くなりはしませんが、それらに色々と準備をして備えたり、
何かがあった時にこれまでの経験を活かして対応したりすることはできます。
またそれらの取り組みは、時代や社会や人々の意識の厚みによるものだと思います。
その部分をさらに分厚くしながら、社会を守っていきたいです。
そのまず第一歩は、人として父親として、さまざまな経験や想いを子ども達に伝えることでしょう。
ぜひ皆さん生活の色々な場面やタイミングで、子ども達に応じた言い方や言葉で、震災や事故や災害などのことを伝えてほしいです。
それが次の世代を育てることになるのだと思います。
子育ては単に我が子を育てるだけでなく、世代や社会を育てることにもつながります。
NPO法人ファザーリング・ジャパン顧問 小崎恭弘
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