さんきゅーパパプロジェクト

育休法改正で男性の育児参画はどう変わったのか?~ファザーリング・ジャパンの取り組みと調査から見えてきたもの

男性の育休推進事業「さんきゅーパパプロジェクト」報告&提言イベント

2011年7月26日に実施したシンポジウムのレポートです。

シンポジウム概要はこちら

 

厚生労働省からの報告

「パパの育休取得率は、1.72%から1.38%へ減少」

厚生労働省雇用均等・児童家庭局 職業家庭両立課長 塚崎裕子さん
→発表資料

  • 育休を取りたい男性は3割だが、最新の数値で育児休業取得率は1.38%
  • 育休取得後、仕事へ復職している人は、男性、女性とも微増している
  • 女性の育休期間は、10カ月~12カ月が最も多く、育休期間は増加の傾向にある
  • 男性の育休期間は5日未満が最多。育休3~6カ月取得は微増している
  • 日本の男性の育児時間は1時間。外国は約3時間
  • 35%の女性は仕事を続けたかったのに、断念せざるを得ない状況
  • 子育てしながら働くのが難しい環境は、少子化にも影響がある。カップルの結婚の壁は、経済的な問題。女性の出産の壁は、ワークライフバランスの問題と言える
  • 夫の家事育児時間が長いほど、第2子出生割合が多い
  • 2030年までに、男性の育休取得率を1.38%→13%に。育児家事時間を1時間→2時間半にするのが目標

 

さんきゅーパパプロジェクトの事業報告と男性の「隠れ育休」調査結果の発表

「パパの育休取得率が減っている陰で、隠れ育休取得は増えている」

さんきゅうパパプロジェクトリーダー つかごしまなぶさん

 

  • 2011年7月26日現在の、さんきゅーパパプロジェクトへの寄付金総額は、82万7328円。企業からの商品支援もある。これらを原資に産休を取得したパパたちへ経済支援を行った。
  • 育休SNS登録者も159名となり、産業カウンセラーや社労士などの専門家からのアドバイス提供や孤立しやすい育休取得パパ同士の情報交換の場となっている。
  • サイトには、育休取得のノウハウなどの「e-learning」を掲載。計2790回の再生回数があった。
  • さんきゅーパパ応援メッセージ動画のPVは2万回を超えており、つるの剛士さんがもっとも多い。
  • (株)マクロミルによるインターネット調査として「隠れ育休」調査を実施。乳幼児パパの46.6%が「隠れ育休」を取得。内訳を見ると、公務員が70%。会社員が45%、経営者・役員が33%。公務員が取りやすいことがわかった。ただし、取得期間については、平均3日程度、1週間未満で約8割を占め、公務員でも会社員でも取得期間に変化はみられなかったことから、経済負担がない「隠れ育休」であっても男性の取得期間は非常に短期間であることがわかった。また、2人目、3人目と子どもがふえるほど育休取得が増える傾向がある。1人目の出産の場合は、妻の職業は「正社員」が多いが、子どもの数が増えるほど妻は「専業主婦」となっているため、短期間の夫の育児サポートでは妻の育児負担はそれほど軽減されず、「正社員」を続けられないと推測される。ただし、妻が「専業主婦」でも「正社員」でも「隠れ育休」の取得期間に変化はみられなかったことから、妻の職業と夫の取得期間に相関関係はないと言える。
  • パパは「1カ月の育休取得を希望」しているが、実際取得できているのは5日程度。ギャップの原因は、連続して職場を離れることに抵抗を示す上司や同僚、職場風土と推測される。
  • 「育休を取りたい人が、当たり前に取れる社会へ」を目指して、さんきゅーパパプロジェクトの活動は続けていく。

 

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